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2023/08/17(木)

お金の事を考えがちな、屋根のリフォーム

リフォーム・リノベーション

光市室積でのリノベーション事例です。
ある程度築年数が経っている家屋では、下の
ような「セメント瓦」をよく見かけます。
登記簿情報に「木造セメント瓦葺」と表記さ
れているので、分かりやすいでしょうか。
このセメント瓦、リフォーム時に思い切って
「葺き替え」する事を検討してみてはいかが
でしょうか。
今日は、そんなお話しです。

その場をしのぐか、将来に備えるか

セメント瓦は、昭和30年頃から平成10年頃
に主に西日本で使われた屋根材です。
耐用年数はおよそ30年程度です。
このセメント瓦、リフォームの選択肢は基本
この2つです。

  • 瓦の塗装
  • 瓦の葺き替え

瓦の葺き替えより塗装の方が、費用は安くて
すみます。
リフォーム・リノベーションの総額を考えた
場合、塗装ですむなら塗装にしようか・・・
と考えるのもいいですが、下の写真を見たら
はたして、塗装ですませていいものか再考が
必要です。

この写真は、セメント瓦を一部剥がした状態
の写真です。
実は、この剥がした場所の直下で雨漏りして
いました。
瓦下のボロボロの黒いシート状の物は、防水
シートです。
経年劣化でこれだけ傷んでいたら、瓦の下に
雨水が入ったら、部屋内に落ちてきてしまい
ます。

瓦は脱着できますので、塗装するにしろ葺き
替えするにしろ、一旦一部だけでも瓦をはず
して、下の防水シートの状態を確認した上で
塗装か葺き替えか判断したいですね。
これは施主であるお客様から施工店にお願い
することではなく、施工店の方からお客様に
提案する内容です。
一棟丸ごとリフォーム・リノベーションする
場合、この確認をしない業者は選ばない方が
いいかもしれないですね。

また、セメント瓦は築後に耐用年数を越える
まで塗装されたことがない場合、劣化が進ん
でいるため、一般的には塗装はお勧めできま
せん。

セメント瓦本体の劣化、そして、瓦下の防水
シートの劣化を考えると、一旦塗装でしのぐ
より、将来的な安心を担保する為、葺き替え
をお勧めします。

では、どのように葺き替え、どの程度の費用
が必要なのかは、また次回、掲載します。

明日も山口県はまとまった雨が降りそうです
十分にお気を付けください。

雨漏りの心配がございましたら、お気軽に
ご相談ください。

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