リノベーション後の写真は、どれもきれいで
こんなキッチンがいい!フローリングの色は
・・・壁紙の色は・・・
と、見た目ばかり気になりますが、下の写真
を見たら、見た目より大切な事が見えてきそ
うですね。
今回は、そんなお話しです。
断熱性能向上リノベーションのすゝめ
この写真は、見出しの写真と同カットで撮影
したものです。
床は、畳と畳の下に敷かれている荒板を解体
天井は、和室用木目板を解体した直後の写真
です。
冬に暖めても暖めても寒さを感じる生活が、
想像できます。
昭和40年代築の家屋ですので、辛うじて外壁
側の壁内にグラスウールが入っていましたが
床下と天井裏は、何も無い状況でした。
窓は、建築当時のスタンダード仕様、アルミ
のシングルガラス。
このような造りは、昔は当たり前でした。
冬は、ガンガンに暖房をかけても、床下から
冷気を吸い込み、天井裏へ温めた空気が抜け
出ていきますから、エアコンや灯油ヒーター
は効きが悪いでしょう。
上の資料は、消費者庁の「日本の住宅の断熱
性に関する参考資料」です。
日本の家屋は、先進国の中でも最低水準だと
いうことをご存じですか。
資料の図6、現行の基準11%でも、です。
ということは、残りの89%は、とんでもない
低断熱の家屋で、我慢しながら過ごしている
というのが現状です。
図7は同じく日本の家屋の「窓」について。
67%強が、シングルガラスです。
こような性能の家屋では、余計なエネルギー
コストがかかる上に、暑さや寒さを我慢しな
がら過ごし、ヒートショックやアレルギーの
発症リスクも高くなります。
室積の平屋は、リノベーションのタイミング
に合わせて、床下と天井裏に断熱材を入た上
に、リビングの窓は、高性能樹脂アルミ複合
ペアガラスに交換できました。
断熱材を入れようと思ったら、結構な規模の
工事になりますから、ぜひ、窓の高断熱化だ
けでも検討されてみてください。
室内の空気の逃げ道は、40%強がサッシから
と言われています。
そのサッシだけでも高性能化できれば、ある
程度の断熱性能向上は期待できます。
今なら、間に合えば補助金も使えますから、
気になる方は、工事するしない別にしても、
お気軽にお問合せください。